【現代碁の最前線】星のケイマジマリへの肩ツキ戦法・応用編【小池芳弘七段③】
今回は星のケイマジマリで現れる「進化する肩ツキ攻防戦」を小池芳弘七段の解説でお送りします。「配石の違いで打ち方が大きく変わるのが、肩ツキの攻防の難しいところ」と小池七段。実戦でよく現れる局面から、臨機応変な打ち方が試される特徴を紹介します。
テーマ図「進化する肩ツキ攻防」
前回と異なる点は、右下のシマリの方向が変わっていること。黒1の肩ツキから生じる攻防が大きく変わる理由を検証していきます。
1図(ハサミの無力化)
現局面では、白1のハサミには黒2以下と右辺の黒模様を広げられるので黒十分。
2図(対抗策の意図)
そこで、白1と下辺方面を占めるのが有力な対抗策。黒2と遮るのは、白3以下と下辺の黒を攻められて黒不満。
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