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後藤、開幕局を制す【竜星戦】

 第33期竜星戦の本戦が開幕した。開幕局となった、大谷直輝四段対後藤一初段の一局をお届けする。
 大谷は5期目、後藤は初めての本戦進出。昨年入段の新人・後藤が、大谷の猛攻を見事返り討ち。幸先のいいスタートを切った。解説は小松英樹九段。


〈第33期竜星戦本戦Aブロック・1回戦〉
黒 後藤一初段 白 大谷直輝四段

大谷直輝四段(左)と後藤一初段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―29

  後藤の先番。黒15、17と出切り、難しい変化に進んでいく。「黒25で26に打つのは、白25とハザマを突いていく手があります」と小松九段。続いて黒Aには白B、黒C、白Dでピッタリ連絡できる。
 黒29でEと生きにいくのは良くない。後藤は黒29と迫り、右下を捨てにいく。

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