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広瀬、ヨセで逆転【竜星戦】

 広瀬優一七段は7期目の本戦出場。3回戦で竹内康祐四段を破り、4回戦進出を決めた。迎え撃つ孫喆七段は11期目の本戦出場。
 前半は孫が優位に進めていたが、その後広瀬の鋭い一撃が決まって形勢を互角に戻す。ヨセに入ってからも広瀬はポイントを重ね、逆転に成功。そのまま勝利を決めた。
 解説は安斎伸彰八段。


〈第33期竜星戦本戦Aブロック・4回戦〉
黒 孫喆七段 白 広瀬優一七段

孫喆七段(左)と広瀬優一七段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―27

 孫の先番。両者二連星から、黒5、白12と、お互い三々に入り合う立ち上がり。
 白18に手を抜いて、黒19と下辺に先着する。広瀬は白20から24と右下を連打。白22は24のサガリで打つことが多いが、このようにハネツぐ打ち方もあるようだ。「白のハネツギに黒が手を抜けば、白26のノゾキが有力な後続手段となります」と安斎八段。
 孫は黒27のツケで対応する。

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