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第44回碁界の礎百人―第1期十段に橋本宇太郎【橋本宇太郎⑦半田道玄】

 昭和36年(1961)から新棋戦の誕生が相次いだ。名人戦しかり、37年開始の十段戦(産経新聞)しかり、38年はプロ十傑戦(朝日新聞)が始まった。十段戦は16名のトーナメントで争われ、藤沢朋斎が提唱した敗者復活方式(2敗で失格)を採用したのが大きな特色である。
 その第1期は、勝者組を勝ち進んだ半田道玄が決勝に進出。早々と一回戦で敗れた橋本宇太郎が敗者組を勝ち進み決勝へ。珍しい関西棋院同士の決勝五番勝負となった。

半田道玄(左)と橋本宇太郎

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