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安達、後半抜け出す【第33期竜星戦】

 安達利昌七段は13期目の本戦出場。4回戦から出場し、5連勝で9回戦進出を決めた。迎え撃つ小林光一名誉棋聖は24期目の本戦出場。
 序盤から面白い攻防が見られた本局は、安達が中盤で優勢を築くと、以降は隙の無い打ち回しを披露。小林も猛追したが届かなかった。
 解説は金秀俊九段。


〈第33期竜星戦本戦Bブロック・9回戦〉
黒 小林光一名誉棋聖 白 安達利昌七段

小林名誉棋聖(左)と安達七段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―23

 小林の先番。黒3、11と、空き隅を占めずに白へ仕掛けていく。黒17の広いヒラキで左下白にプレッシャーをかけ、19の切りで先制攻撃。早くも戦いが始まった。

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