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富士田、失着咎めて逆転【竜星戦】

 西健伸五段は3期目の本戦出場。2回戦で田中佑樹二段、3回戦で鶴田和志六段を破り、4回戦進出を決めた。迎え撃つ富士田明彦七段は11期目の本戦出場。
 最初の戦いで富士田がポイントを上げるが、中盤でペースを崩し逆転を許してしまう。しかし、ヨセに入ったところで西にまさかの失着。これを捉えて富士田が再逆転し、そのまま勝利した。
 解説は山田晋次七段。


〈第33期竜星戦本戦Dブロック・4回戦〉
黒 富士田明彦七段 白 西健伸五段

富士田明彦七段(左)と西健伸五段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―33

 富士田の先番。白30まで、穏やかな立ち上がりとなった。黒31のマガリは好点。
 西は白32と下辺をツメる。これに富士田が黒33とすぐさま打ち込み、戦いが始まった。

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