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第106回碁界の礎百人―一力遼、頂点に 井山裕太の棋聖10連覇を阻止【一力遼①井山裕太⑥】

 井山裕太の棋聖戦連覇の記録を追ってみよう。年、期、その内容の順である。
 2013年 第37期 張栩を破り、棋聖獲得。
 2014~16年 第38~40期、山下敬吾の3年連続の挑戦を退ける。
 2017年 第41期 河野臨の挑戦を退ける。
 2018年 第42期 一力遼の挑戦を退ける。
 2019年 第43期 山下の挑戦を退ける。
 2020~21年 第44~45期、河野の挑戦を退け、9連覇。

 10連覇がなるかどうかの2022年に挑戦者となったのは24歳の一力遼だった。一力は4年前に平成四天王世代の壁を破り、初挑戦したが、そのときは井山に一勝もできず4連敗を喫している。

令和4年、初の棋聖に輝いた一力

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