安達利昌七段は13期目の本戦出場。4回戦で上野愛咲美女流立葵杯を破り、5回戦進出を決めた。迎え撃つ瀬戸大樹八段は14期目の本戦出場。
序盤の戦いで安達がペースを掴み、局面をリード。以降も的確な打ち回しを見せ、付け入る隙を与えなかった。
解説は山田拓自八段。
〈第33期竜星戦本戦Bブロック・5回戦〉
黒 安達利昌七段 白 瀬戸大樹八段
※棋譜再生は最終譜のあとにございます。
〈第1譜〉1―31
安達の先番。黒19の広いハサミは、左下白の厚みを意識してのものか。瀬戸は白20、22を決め、24とハサミ返す。
安達は黒27と右辺の位を取り、白28を待ってから黒29と動き出した。最初の戦いが始まった。