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【第71期王座戦挑戦者決定戦】余正麒八段、2期連続挑戦へ

 9月14日に第71期王座戦挑戦者決定戦(主催:日本経済新聞社)が日本棋院東京本院で行われた。関西棋院所属の余正麒八段が芝野虎丸名人に白番中押し勝ちし、2期連続挑戦を決めた。井山裕太王座と対決する五番勝負は、10月20日に東京都港区「グランドプリンスホテル新高輪」で開幕する。

関西棋院のエース、余が挑戦権を獲得

第71期王座戦挑戦者決定戦
黒番:芝野虎丸名人、白番:余正麒八段
持ち時間:各3時間
主催  :日本経済新聞社
消費時間:(黒)2時間59分、(白)2時間57分
結果  :162手完、白中押し勝ち

余正麒八段へのインタビュー

中盤戦で余が戦いの主導権を握り、一気に押し切った

 ――挑戦権獲得、おめでとうございます。お気持ちを教えてください。
 「ありがとうございます。2期連続で挑戦できて嬉しいです」

 ――五番勝負で対決する井山王座の印象を教えてください。
 「とにかくミスが少なく、序盤の研究も深い印象があります。今まで序盤で差をつけられてきたので、その点を改善したい」

 ――具体的にはどんな対策をしますか?
 「AIでの序盤研究です。よく使うAIはKataGoと星陣囲棋(Golaxy)になります。普段の勉強は、対局が好きなのでネット碁を打つ割合が多く、それをAIで研究しています」

 ――最後、挑戦手合への抱負をお願いします。
 「挑戦手合までの約1ヵ月で序盤の研究を含めて、しっかり準備して臨みます」


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