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日本、5名が2回戦へ【第10回応氏杯世界選手権予選1回戦】

一力、井山、山下、関、上野が勝利

 1988年に創設された伝統の世界戦、第10回応氏杯世界選手権(主催 ・中国囲棋協会、台北応昌期囲棋教育基金会、上海市応昌期囲棋教育基金会)の予選1回戦が4月20日、インターネット対局で行われた。

対局はネットで行われた

 応氏杯は4年に一度開催され、コミ8目(日本ルールでは7目半に相当)など独自ルールが採用される。
 56名が出場。日本は12名が対局に臨んだ(フィトラ・ラフィフ・シドキ二段は東南アジア代表として出場)。
 結果は一力遼九段、井山裕太九段、山下敬吾九段、関航太郎九段、上野愛咲美五段が勝利を収めた。
 勝った5名は、本戦入りをかけ、明日21日の2回戦に臨む。対局の模様は、日本棋院ネット対局「幽玄の間」で中継される(対局開始は13時)。

対局情報
・コミ8目(日本ルールでは7目半に相当)
・持ち時間各2時間
・使い切ると20分ずつ2目コミ出し(3回まで)
・ジゴ黒勝ち

【予選1回戦結果】左が勝者、△は先番。コミは応氏ルールによるもの
 一力 遼九段(日本) 白中押し勝ち △王 元均九段(中華台北)
△楊 鼎新九段(中国) 黒中押し勝ち  芝野虎丸九段(日本)
△井山裕太九段(日本) 黒中押し勝ち  簡 靖庭七段(中華台北)
△山下敬吾九段(日本) 黒11目勝ち   党 毅飛九段(中国)
 関航太郎九段(日本) 白7目勝ち  △羋 昱廷九段(中国)
△許 嘉陽九段(中国) 黒中押し勝ち  許 家元九段(日本)
 彭 立尭八段(中国) 白中押し勝ち △余 正麒八段(日本)
 李 欽誠九段(中国) 白中押し勝ち △本木克弥八段(日本)
 李 軒豪九段(中国) 白3目勝ち  △佐田篤史七段(日本)
 丁  浩九段(中国) 白中押し勝ち △広瀬優一七段(日本)     
 上野愛咲美五段(日本)白中押し勝ち △盧鈺樺四段(中華台北)
△蕭正浩九段(中華台北) 黒中押し勝ち フィトラ・ラフィフ・シドキ二段(東南アジア代表)

【日本選手予選2回戦組み合わせ】
一力 遼九段―屠暁宇八段(中国)
井山裕太九段―元晟溱九段(韓国)
山下敬吾九段―金眞輝七段(韓国)
関航太郎九段―彭立尭八段(中国)
上野愛咲美五段―朴廷桓九段(韓国)


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