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向井、久しぶりの大舞台へ【第11期会津中央病院・女流立葵杯挑戦者決定戦】

 5月19日に「第11期会津中央病院・女流立葵杯」(協賛・一般財団法人温知会)の挑戦者決定戦が、福島県会津若松市「今昔亭」で行われた。向井千瑛六段が牛栄子扇興杯に黒中押し勝ちし、約9年ぶりに挑戦手合の大舞台に立つこととなった(2014年の第33期女流本因坊戦五番勝負以来)。上野愛咲美女流立葵杯との三番勝負は6月17から19日に同所で行われる。

第11期会津中央病院・女流立葵杯挑戦者決定戦
【決勝の結果】※左側が勝者
向井千瑛六段(黒番)―牛栄子扇興杯
【挑戦手合三番勝負】
6月15~17日:上野愛咲美女流立葵杯―向井千瑛六段
会場:福島県会津若松市「今昔亭
持ち時間:各2時間(5分前より1分の秒読み)
記録:森智咲二段、加藤優希初段
大盤解説:河野臨九段(立会)、安田明夏初段
※YouTube中継はこちら

女流立葵杯決戦の舞台、福島県会津若松市「今昔亭」

向井六段のインタビュー

「上野さん対策をして臨みたい」と向井六段

 ――本局の感想を教えてください。
 「あまり予想していない布石展開になりました。牛さん(栄子扇興杯)が模様重視で打つのは珍しいかなと思いました。149手目で『いけるんではないかな』と思いました」

 ――三番勝負で対決する上野愛咲美女流立葵杯の印象は?
 「上野さん、すごいですよね。最近では世界戦で韓国の朴廷桓九段に惜敗でしたが衝撃的でしたし、中国の謝爾豪九段には勝っていて、とにかくすごいと思いました。そんな上野さんと三番勝負で戦えることはすごく幸せなこと。折角の機会なので、善戦できるように頑張りたい」

緊張感に満ちた対局直後の様子

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