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一力、6連勝 暫定単独首位【第49期名人戦リーグ】

 第49期名人戦(主催・朝日新聞社)リーグは第7ラウンドが始まっている。6月10日には一力遼棋聖―許家元九段戦が日本棋院東京本院で行われた。
 対局前まで、一力は5戦全勝(1手空き)と絶好調。同じく5勝0敗(1手空き)の余正麒八段とリーグ首位を並走。
 一方の許は4勝2敗。ここで一力に勝てば、かすかだが挑戦者の目が残る。一力も許にとっても気合の入る一局は、プロ好みのじっくりした展開となったが、終盤で抜け出した一力が押し切って6勝目をあげた。挑戦権の行方は7月の一力―余戦が天王山となる。

 他の選手は、井山裕太王座が4勝2敗(1手空き)、山下敬吾九段は2勝3敗(1手空き)、関航太郎九段と張栩九段は1勝4敗(1手空き)、志田達哉八段は7連敗、富士田明彦七段は3勝3敗(1手空き)。

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