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第63回碁界の礎百人―石田、苦闘の本因坊戦5連覇【石田芳夫⑤坂田栄男⑱】

 昭和49年(1974)、石田芳夫は名人戦挑戦手合で林海峰を破り、坂田栄男、林に次ぐ史上三人目の名人本因坊のダブルクラウンに輝いた。そして50年、本因坊戦で55歳の坂田の挑戦を受けた。石田にとっては22世本因坊高川(9連覇)、23世本因坊坂田(7連覇)に続く24世本因坊の称号がかかる七番勝負である。しかし石田は1勝3敗と追い込まれた。第5局は大逆転で勝利が転がり込み、第6局をものにして最終局を迎える。

石田芳夫

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