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【現代碁の最前線】ダイレクト三々が多い理由【福岡航太朗五段②】

 今回は星の攻防でよく現れる「ダイレクト三々が多用される理由」を福岡航太朗五段の解説でお送りします。「一言でいえば、先の進行が想定しやすいこと」と福岡五段。現代碁ではお馴染みの定石が打たれる理由を見ていきます。

「AI研究が勉強のほとんど」と語る福岡五段

テーマ図「現代主流の三々入り」

 白1の三々入りは、星の布石で最もよく打たれる戦法。なぜ、現代では出現する頻度が増えているのか、概要を紹介します。

1図(カカリが難しい理由)

 昔は白1のカカリが主流でしたが、代表的な打ち方だけでも黒a~fまで6通りの分岐があり、白は先の見通しが立ちづらい短所があります。

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