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第66回碁界の礎百人―加藤、ついに初タイトル【加藤正夫②大竹英雄③】
昭和44年、22歳で本因坊戦の挑戦者になって以降、加藤正夫は毎年のようにタイトル戦線を賑わせたものの、タイトル獲得はならず、万年二位などというありがたくない異名を頂戴した。しかし29歳で無冠に別れを告げ、タイトル大量獲得時代に入る。その記念碑的な棋戦が第1期碁聖戦である。
碁聖戦は地方紙による新聞囲碁連盟の主催。全日本第一位決定戦が発展解消して碁聖戦となった。第1期は全日本第一位のタイトルを持つ大竹英雄と、リーグ戦を勝ち抜いた加藤が争い、2勝2敗で最終局を迎えた。
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