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藤沢、隙見せず完勝【第33期竜星戦】

 藤沢里菜女流本因坊は8期目の本戦出場。3回戦で小山空也六段、4回戦で謝依旻七段を破り、5回戦進出を決めた。迎え撃つ志田達哉八段は12期目の本戦出場。
 前半、藤沢がわずかにリードを奪うと、その後も少しずつ優勢を拡大。隙の無い打ち回しで完勝した。
 解説は首藤瞬八段。


〈第33期竜星戦本戦Eブロック・5回戦〉
黒 志田達哉八段 白 藤沢里菜女流本因坊

志田達哉八段(左)と藤沢里菜女流本因坊

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―33

 志田の先番。白12に対し、黒14のオサエなら難解な変化に進むところだった。黒13のノビならば、実戦のように穏やかなワカレになる。
 右下、白18のツケに対しても、志田は黒19と受けて複雑な変化を避けた。白28までは、なかば定石化した進行だ。

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