読み比べの大乱戦!三浦が最強に決める【第49期新人王戦決勝三番勝負・第1局】
9月24日に「第49期新人王戦決勝三番勝負」(主催・しんぶん赤旗)の第1局が日本棋院東京本院で行われた。白番の三浦太郎三段が黒番の藤井浩貴三段に勝利し、好スタートを切った。第2局は10月1日に同所で行われる。
三浦三段のコメント
「勝てたことは良かったが、ハッキリしない手が多くて、納得できる内容ではありませんでした。次局までにレベルの高い碁を打てるように準備していきます」
藤井三段のコメント
「序盤から形を崩されてしまって、休憩時間は絶望していました。次局では自分の良さを発揮できるような碁にできればと思っています」
第1譜(1―19)「前例のない戦い」
白8の三々入りに、黒9から17と手厚い進行を選択。白18と上辺の黒模様拡大を牽制した瞬間、黒19と意表を突く奇襲で戦端が開かれた。
参考図1(穏やかな長期戦)
黒1と右辺の進出を止めるのが、序盤の早い段階でも急ぎたい好点。白2と上辺の安全を確かめるなら、黒3以下と地を稼いで黒悪くない展開。
ここから先は
1,253字
/
17画像
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!