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【現代碁の最前線】小目の大ゲイマジマリへのツケ手法【本木克弥八段②】

 今回は「小目の大ゲイマジマリへのツケ手法」を使う上で、必ず確認しておきたい条件(シチョウ関係)などを紹介します。打つ立場でも打たれる立場でも、知識があるか否かで大きな差が生まれます。

「棋譜並べがルーティンの1つ」と語る本木

インタビュー
 
――本木(克弥八段)さんは普段どのような勉強をしていますか?
 本木「詰碁や対局、棋譜並べをしています」

 ――棋譜並べは、若い世代の棋士では珍しい感じがします。
 「しばらくやっていなかった時期もありましたが、成績が悪くなった時に修業時代の勉強に戻ろうと思い、再開しました。今では碁盤で棋譜並べすることが習慣の1つになっています」

 ――棋譜並べで印象に残っている、または影響を受けた棋士を教えてください。
 「加藤正夫名誉王座と依田紀基九段です。加藤先生は『攻め』ですね。自分の棋風が攻めになった原点かもしれません。依田先生の『捨て石』も参考になりました」


テーマ図1「注意したいハネの反発」

 黒2と反撃された場合の受け方が焦点。この進行はシチョウ関係や整形の手筋など、必須の知識が多く存在するため、一定以上の研究が求められる戦型です。

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