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三浦が連勝、藤井は痛恨 第2局棋譜解説【第49期新人王戦決勝三番勝負】

 若手棋士の登竜門、第49期新人王戦(主催・しんぶん赤旗)決勝三番勝負第2局が10月1日に日本棋院東京本院で行われた。今期の決勝に勝ち上がったのは藤井浩貴三段と三浦太郎三段。どちらも有望な若手棋士だ。
 第1局では三浦が快勝し、迎えた本局では藤井が強さを発揮。非常に細かい形勢ながら、白番の藤井が優位に打ち進めて半目勝ちは動かないはずだったが……。
 しかし勝負は終局するまでわからない。終局数手前で藤井が思わぬ1目損をしてしまい、三浦が劇的な半目勝ち。2連勝で新人王を獲得した。
 本局の立会人は三村智保九段、記録係に日野勝太二段と加藤優希初段。日本棋院ネット対局『幽玄の間』解説に富士田明彦七段、YouTube「日本棋院囲碁チャンネル」は平田智也八段。
(記・関根新吾)

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