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福岡、決勝トーナメント進出【第33期竜星戦】

 福岡航太朗五段は3期目の本戦出場。1回戦から出場し、5連勝で6回戦進出を決めた。迎え撃つ井口豊秀八段は12期目の本戦出場。
 福岡が序盤で優位に立つと、以降も冷静に打ち進めて逆転を許さず、短手数で快勝した。この勝利で福岡は6連勝となり、最多連勝者として決勝トーナメント進出が確定した。
 解説は林漢傑八段。


〈第33期竜星戦本戦Fブロック・6回戦〉
黒 福岡航太朗五段 白 井口豊秀八段

井口豊秀八段(左)と福岡航太朗五段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―32

 福岡の先番。黒19、21はおなじみの手法だが、白32までのワカレはあまり見かけない形だ。
 「昔よく打たれていた定石です。白32はゲタみたいな手ですが、黒3子は取られているわけではなく、逃げ出すことはできます。ですが、すぐに逃げるのはかえって損をすることになります」と林八段。

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