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【アジア競技大会】個人戦本戦トーナメント準決勝

 9月28日に「アジア競技大会」囲碁競技の個人戦本戦トーナメント準決勝が中国・杭州棋院チェスホールで行われた。
 日本の一力遼選手は中国代表の柯潔選手と対戦し、黒番中押しで敗れた。一力選手は3位決定戦で韓国代表の申真諝選手と対戦する。

一力(右)は中盤戦の後退が響き、無念の敗退
注目の一戦に多くの報道陣が集まった
ニギリの結果、黒石2個白石9個で一力の黒番となった

トーナメント準決勝の結果と決勝・3位決定戦の組合せ

9月28日:トーナメント準決勝の結果
※左側が勝者
【ブロック①】
柯潔(中国)―一力遼
【ブロック②】
許皓鋐(中華台北)―申真諝(韓国)

9月28日:決勝戦、3位決定戦の組み合わせ
【決勝戦】

柯潔(中国)―許皓鋐(中華台北)
【3位決定戦】
一力遼―申真諝(韓国)

 許皓鋐選手と申真諝選手の対決は、許選手が半目差のリードを守り切り、白番中押し勝ちを収めた。決勝戦で好調の柯潔選手と対決する。


一力インタビュー

局後のインタビューに答える一力

 ――対局を振り返っていかがでしたか?
 一力「左辺の折衝から始まったコウ争いで判断ミスがあり、負けに繋がってしまいました」

 ――どの局面が問題だったのでしょうか?
 「黒1と封鎖した局面です。白2と左下の黒2子を取られて黒が打ちづらくなりました」

 ――具体的にはどうすれば良かったのでしょうか?
 「黒1と左下を助けるべきでした。白2には、黒3と受ければ全ての黒を支えられます。良い勝負が続いていたようです」

中国の柯潔選手が決勝進出

 ――柯潔選手と戦った印象を教えてください。
 「難しい局面でもあまり時間をかけずに打たれるプレッシャーもありましたし、限られた時間で正しく打つということで、まだ及ばない部分があると感じました」

 ――最後、3位決定戦への意気込みを教えてください。
 「なんとしても銅メダルを目指したいです」

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