日本の上野は流れ掴めず…決着は最終局へ【第7回呉清源杯世界女子囲碁選手権・決勝三番勝負第2局】
11月30日に「第7回呉清源杯世界女子囲碁選手権」の決勝三番勝負第2局が、中国・福建省福州市「呉清源囲棋会館」で行われた。日本の上野愛咲美五段が中国の唐嘉雯(とう・かぶん)六段に敗れ、対戦成績は1勝1敗。決着は明日の第3局に持ち越しとなった。
第1譜(1―25)「足早に展開」
白番は上野五段。白6の一間高バサミは実戦例の増えている打ち方。黒7と白8を交換した後、黒9のツケが工夫の一手。実戦は白10から18と厚みを築くなら、黒19以下と安全を確かめるのが黒の意図。
参考図1(バランス重視)
白1、3と左下隅を固めるのも一策。黒4と治まられても、白5で左上と左下の黒への攻めを狙う要領。
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