第41回碁界の礎百人―坂田、高川本因坊の10連覇阻止【高川格⑤坂田栄男⑤】
第6期本因坊戦(昭和26年)で橋本宇太郎に敗れてからの坂田は、なぜか本因坊戦に縁が薄かった。毎年のように挑戦者争いの本命視されながら、リーグは2位が多く、挑戦者になれない。「こうなったら区切りのいい高川さんの10期目に挑戦します」と語ったとか。そのことばどおり、昭和36年、本因坊10連覇をめざす高川への挑戦権を獲得した。坂田たちまち3連勝。第4局で高川に敗れたあとの第5局をご覧いただこう。
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