【現代碁の最前線】スピード加速のケイマ受け活用術【孫喆七段②】 4 『棋道web』|日本棋院囲碁ニュース 2024年7月13日 11:00 ¥220 今回は小目のケイマ受けをうまく活用するための「整形テクニック」を孫喆七段の解説でお送りします。見た目以上に耐久力の高い特徴を活かし、手抜きでガツガツ地を稼げる理由を紹介します。実利派の方には、相性の良い打ち方であるはずです!「知識を得たら対局で試すのが大事」と語る孫七段孫喆七段インタビュー ――普段の勉強方法を教えてください。 「トッププロの対局を見て、自分に取り入れられる部分を探したり、形勢が接近した局面で『自分ならどう打つか』を考えて勉強することが多いです。気になる変化を徹底的に調べる場合もありますが、広く浅く見ていろいろなことを知るタイプです」 ――部分的な戦いや定石になった時、知識の差が生じるリスクがありそうですが。 「(定石や手筋など)知ったら練習碁などで試しています。実戦で打たないと分からない部分もありますからね」 ――自分で研究するのと、実戦で得られるものの違いは? 「研究の場合、AIの第一候補の変化が印象に残ると思います。実戦なら、相手が正解ではない道(又は想定していない変化)で打ち進められた時の対応力が求められるので、AIだけで調べるより、深い理解に繋げられると思います」 ――AI研究も大事ですが、同等以上に実戦経験も大切ということですね。 「僕の場合、院生の頃から対局以外していないぐらいです。プロになる前は毎日4、5局打っていたと思います。棋譜並べは全くやっていません。当時、詰碁はあまりやってこなかったですが、最近は力を入れています」 ――詰碁はどのように取り組んでいますか? 「正答率が9割いくようにしています。理由は、前の自分と比べて信じられないミスが増えたような気がして、問題をたくさん解いても、ミスが出ると意味がないと思ったんです。それだったら、そこまで問題数を解かなくても、絶対に間違わないようにしようと」 ――繰り返し詰碁を解くイメージですか? 「新しい詰碁に触れる機会が多いですね。例えば、たまたま難しい詰碁にぶつかったら、1日中考えることもあります。適当な答えを出さないようにしています」 ――(ファン向けに)詰碁を解くコツを教えてください。 「相手の手をちゃんと考えることです。例えば、黒番の問題でも、一手打った次の瞬間に白番の問題になります。都合の良い図を考えがちですが、意識して相手の立場で考えないと、中々正解に辿りつけません。『相手はこちらの意図を避けようとする』、この部分を考える癖が大切です」テーマ図「ガツガツ稼ぐ手抜き戦法」 白1と迫られても、黒2など大場へ走る余裕があります。白からの追及をどのように受けるべきか、右下の黒が見た目以上に強いことを証明していきます。 ダウンロード copy ここから先は 795字 / 12画像 この記事のみ ¥ 220 購入手続きへ メンバーシップ ¥ 1,430~ /月 『棋道web』は日本棋院の公式WEB囲碁情報配信サービスです。棋戦やアマ大会の情報をはじめ、上達に役… このメンバーシップの詳細 『棋道web』読み放題プラン ¥1,430 / 月 初月無料 『棋道web』は日本棋院の公式WEB囲碁情報配信サービスです。棋戦やアマ大会の情報をはじめ、上達に役立つ講座や読み物など、高段者から級位者の方まで楽しめる多様な内容をお届けいたします。 (注:「初月無料」の表記の「初月」とはキャンペーン期間中に無料で読める「登録月」のことです) バックナンバー メンバー限定の会員証が発行されます 活動期間に応じたバッジを表示 メンバー特典記事を閲覧できます メンバー特典マガジンを閲覧できます 有料マガジン ¥ 550 1週間分の棋戦情報や上達に役立つ講座を始め、コラムなどがまとめてあります。週10記事以上、更新します。 『棋道web』週間マガジン(7月13日~) 550円 1週間分の棋戦情報や上達に役立つ講座を始め、コラムなどがまとめてあります。週10記事以上、更新します。 購入手続きへ ログイン 5人が高評価 #講座 #囲碁 #現代碁の最前線 #孫喆 4 よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます! チップで応援