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第42期女流本因坊戦五番勝負③・棋譜解説

 10月21日に「第42期女流本因坊戦五番勝負」の第3局(主催・共同通信社など)が香川県坂出市「坂出グランドホテル」で行われた。上野梨紗二段が僅かなリードを堅守し、タイトル奪取まで残り1勝となった。藤沢里菜女流本因坊は巻き返しを図れるか。第4局は11月7日に東京都市ヶ谷「日本棋院東京本院」で行われる。(第3局のタイムラインはこちら

第42期女流本因坊五番勝負第3局
黒番:上野梨紗二段、白番:藤沢里菜女流本因坊
持ち時間:各4時間、残り5分より秒読み
消費時間:黒3時間56分、白3時間23分
結果  :215手完、黒中押し勝ち
主催  :共同新聞社、日本棋院
協賛  :JA共済連、共栄火災
協力  :関西棋院
後援  :日本棋院香川県本部
対局会場:香川県坂出市「坂出グランドホテル」
第1局:10月12日 上野二段、黒中押し勝ち
第2局:10月16日 藤沢女流本因坊、黒中押し勝ち
第3局:10月21日 香川県坂出市「坂出グランドホテル」
第4局:11月7日 東京都市ヶ谷「日本棋院東京本院」
第5局:11月15日 東京都市ヶ谷「日本棋院東京本院」


第1譜(1―50)「ノゾキの意図」

 白10、12と左下の黒に迫られた後、黒13から27で実利と厚みのワカレに収束するのが現代定石の1つ。
 序盤のハイライトは「黒35のノゾキ」。実戦は白36から38とかわされるも、黒A以下と動き出す狙いを残しながら、黒39の好点に走って黒悪くない展開に。序盤の焦点は、左上の攻防に移行した。

〈参考図1〉白1とツガれた場合、黒2以下と上辺を補強するのが一例。後に、Aの薄さを狙えるのが黒の自慢。

検分後に両対局者で記念撮影

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