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【アジア競技大会】個人戦本戦トーナメント1回戦

 9月27日に「アジア競技大会」囲碁競技の本戦トーナメントが中国・杭州棋院チェスホールで行われた。日本の一力遼選手は中国代表の楊鼎新選手、芝野虎丸選手は中国代表の柯潔選手と対戦し、一力が準決勝進出を決め、芝野の敗退となった。明日の準決勝で、一力は中国の柯潔選手と対決する。

一力(左)が世界戦優勝実績を持つ楊を下した
芝野(右)は序盤の遅れが響き、無念の敗退

トーナメント1回戦の結果と準決勝の組合せ

9月27日:トーナメント1回戦の結果
※左側が勝者
【ブロック①】
一力遼―楊鼎新(中国)
柯潔(中国)―芝野虎丸
【ブロック②】
許皓鋐(中華台北)―朴廷桓(韓国)
申真諝(韓国)―頼均輔(中華台北)

9月28日:トーナメント準決勝の組み合わせ
【ブロック①】

一力遼―柯潔(中国)
【ブロック②】
許皓鋐(中華台北)―申真諝(韓国)

 準決勝は日中韓台を代表する選手が対決する組み合わせとなった。柯潔選手は、2020年三星火災杯優勝など世界戦で好成績を残している強敵。一力は中国の壁を破れるか、日本時間10時半より開始される準決勝に注目だ。


一力インタビュー

局後のインタビューに答える一力

 ――一局を振り返っていかがでしたか?
 一力「序盤から判断が難しい碁でした。先に時間を使わされる展開で、打っている時は形勢に自信を持てませんでした」

 ――どのあたりで優勢を意識しましたか?
 「白1以下と2子を取った段階です。後半でヒヤリとした部分もありましたが、運よく勝ち切れました」

 ――準決勝への抱負をお願いします。
 「最終日に残れて本当に良かった。柯潔さんには予選リーグで負けているので、リベンジできるように頑張りたい」


芝野インタビュー

「団体戦で頑張りたい」と芝野

 ――1局を振り返っていかがでしたか?
 芝野「序盤から難しくしてしまい、中盤でもっと頑張らなければいけなかった。あまりチャンスがない碁になり残念です」

 ――打開するタイミングはあったのでしょうか?
 「黒1と踏み込んで勝負すべきでした。実戦は黒aと受けて上辺の白模様が固まってしまったのがまずかったです」

 ――29日から始まる団体戦への抱負をお願いします。
 「中国、韓国、中華台北の選手と4回打ちましたが、すべて負けてしまいました。自分なりに頑張れた部分もありますが、団体戦でまた頑張りたい気持ちです」

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