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第95回碁界の礎百人―24歳山下敬吾、棋聖戦を制してトップに【王立誠②山下敬吾①】

 平成15年(2003)は大げさに表現するなら、碁界の転換点だった。平成四天王と呼ばれるようになる山下敬吾、張栩、羽根直樹、高尾紳路が頭角を現し、次々とタイトル戦を賑わせる。平成15年1月の時点でのそれぞれの年齢は、山下24歳、張22歳、羽根26歳、高尾26歳。この中からまずビッグタイトルを獲得したのは山下だった。
 山下は十代から注目され、新人王戦4連覇の実績がある。平成12年、21歳のときは碁聖戦で小林光一を破ってタイトル獲得。さらに名人戦リーグ入りと第一人者の道を突き進んだ。
 そして平成15年、山下は棋聖戦の挑戦者に躍り出た。受けて立つのは王立誠棋聖。しかし山下の勢いが王を圧倒する。第1局、2局はほぼ完勝。第3局は落としたが、第4局は持ち前のパワーが爆発した。

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