【現代碁の最前線】星の一間バサミ・応用編【藤沢里菜女流本因坊③】 9 『棋道web』|日本棋院囲碁ニュース 2024年5月11日 11:00 ¥220 今回は星の一間バサミ定石で現れる「応用手法の解析」を藤沢里菜女流本因坊の解説でお送りします。有力な二間の両ガカリ戦法とハサミ返しの攻略です。どちらの打ち方も、初見では正しく打つのが難しいので、本記事を参考に実戦で活用してみてください!半目勝負の勝率は約6割(19勝13敗)藤沢女流本因坊インタビュー ――藤沢さんはヨセに強いイメージがあります。(2019年9月2日~2023年9月18日の4年間、半目勝負で14連勝) 「中盤では(半目勝ちなど)読み切れている訳ではないので、『細かいな』と思いながら最善を一手一手打っている感じです。盤面で20目ぐらいなら手堅く勝ちにいきますが、10目なら細かいので最善を尽くします」 ――勝負手を打つか打たないか、判断が難しい局面でどのように考えていますか? 「難易度によりますが、最近は読みを鍛えているので、読めていると思ったら仕掛けします。形勢よりも読みを重視しています」 ――劣勢の局面では、どのように考えていますか? 「例えば、『この局面はすぐ勝負を仕掛けたら全然ダメそうだから、もうちょっと我慢しよう』とか、『勝負しいった方が難しくなりそうだからいこう』といった感じです」 ――光永先生(淳造六段)のヨセ問題を取り組んで、どんな効果がありましたか? 「形やヨセの手筋が初めてみるものが多くて、『ヨセはこんなに深いんだ』と感じます。筋を見るだけでも実戦で使えますし、毎日、半目勝負の問題を解いているので、(細かい勝負への)自信にもつながります」 ――ヨセの勉強でオススメなものはありますか? 「ヨセの問題はあまり売っていないと思います。プロの棋譜や対局を見て『こういう風に打つんだ』など大まかに感じるだけでも勉強になると思います」ヨセの問題を通して「スキルとメンタル面でプラスになった」と藤沢女流本因坊テーマ図1「二間ガカリの奇策」 黒1の二間ガカリで迫るのも有力。注意点は「シチョウ関係が黒良しである」時に使うこと。この点さえ確認すれば、黒は互角以上のワカレへ持ち込めます。 ダウンロード copy ここから先は 1,324字 / 20画像 この記事のみ ¥ 220 購入手続きへ メンバーシップ ¥ 1,430~ /月 『棋道web』は日本棋院の公式WEB囲碁情報配信サービスです。棋戦やアマ大会の情報をはじめ、上達に役… このメンバーシップの詳細 『棋道web』読み放題プラン ¥1,430 / 月 初月無料 『棋道web』は日本棋院の公式WEB囲碁情報配信サービスです。棋戦やアマ大会の情報をはじめ、上達に役立つ講座や読み物など、高段者から級位者の方まで楽しめる多様な内容をお届けいたします。 (注:「初月無料」の表記の「初月」とはキャンペーン期間中に無料で読める「登録月」のことです) バックナンバー メンバー限定の会員証が発行されます 活動期間に応じたバッジを表示 メンバー特典記事を閲覧できます メンバー特典マガジンを閲覧できます 有料マガジン ¥ 550 1週間分の棋戦情報や上達に役立つ講座を始め、コラムなどがまとめてあります。週10記事以上、更新します。 『棋道web』週間マガジン(5月11日~) 550円 1週間分の棋戦情報や上達に役立つ講座を始め、コラムなどがまとめてあります。週10記事以上、更新します。 購入手続きへ ログイン 7人が高評価 #講座 #囲碁 #藤沢里菜 #現代碁の最前線 9 よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます! チップで応援