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平田、冷静に勝ち切る【第33期竜星戦】

 マイケル・レドモンド九段は16期目の本戦出場。8回戦で内田修平八段、9回戦で依田紀基九段を破り、10回戦進出を決めた。迎え撃つ平田智也八段は9期目の本戦出場。
 平田が序盤からポイントを重ねて優勢を築くと、その後は無理をせずに手堅くまとめ上げ、危なげなく勝ち切った。
 なお、本対局の平田の勝利により、5~7回戦で3連勝していた内田の決勝トーナメント進出が確定した。
 解説は片岡聡九段。


〈第33期竜星戦本戦Dブロック・10回戦〉
黒 マイケル・レドモンド九段 白 平田智也八段

M・レドモンド九段(左)と平田八段

※棋譜再生は最終譜のあとにございます。

〈第1譜〉1―31

 レドモンドの先番。レドモンドは8回戦と9回戦でも黒番を引き当て、本局のように小目と目外しの組み合わせを採用していた。
 平田は白6と目外しにカカっていく。白12、14と三本ハッて先手を取り、白16のワリウチに先行した。
 左上、黒23から31までは定石。「白はここで手を抜いてAに回ることもできますが、黒Bのマガリが結構良い所なんですよね」と片岡九段。

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