【アジア競技大会】個人戦予選5回戦
9月26日に「アジア競技大会」囲碁競技の個人戦予選5回戦が中国・杭州棋院チェスホールで行われた。日本の一力遼選手は中国マカオ代表のLou Wan-kao選手、芝野虎丸選手は中国代表の楊鼎新選手と対戦し、一力が3勝目をあげた。
個人戦予選5回戦の結果
一力、芝野選手ともに予選通過圏内だが、油断できない立ち位置だ。なお、両者が勝利して3位通過した場合、2位通過が想定される中国の楊鼎新選手(A組)と韓国の朴廷桓選手(B組)が対戦相手になりそうだ。
一力インタビュー
――まずは一局の感想をお願いします。
一力「序盤の配石がうまくいき、全体的に良い感触で打てました」
――具体的にどのあたりで優勢を感じましたか?
「白1のスベリです。この地点で打ちやすいと思っていました」
――3勝2敗(手空きを1勝換算)で予選最終戦となります。意気込みを教えてください。
「予選上位突破を目指して、しっかり準備して万全な状態で臨みます」
芝野インタビュー
――1局の振り返っていかがだったでしょうか?
芝野「中盤の戦いで悪くしてしまい、そこからチャンスがない碁になりました」
――具体的にどのあたりでしょうか?
「白1と下辺の守りで妥協した局面です。黒2と3子を取られて、左上方面の模様も消えてしまったのが痛かった」
「結果的には、白1と頑張らざるを得なかったようです。黒2で下辺の白は飲み込まれますが、白3と中央のダメヅマリを横目にシノギ勝負に持ち込む進行……、次の一手も予想できないので、実戦は妥協してしまいました」
――3勝2敗で向かえる最終戦についてお願いします。
「まだ予選突破も確定しているか分からない状況ですが、しっかり準備していきたい」
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