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手厚い構想実る!芝野が1勝返す【第50期天元戦五番勝負・第2局】

 10月18日に「第50期天元戦五番勝負」の第2局(主催・北海道新聞社、新聞三社連合)が北海道札幌市「京王プラザホテル札幌」で行われ、芝野虎丸名人が一力遼天元に勝利し、対戦成績は1勝1敗となった。第3局は11月9日に福岡県久留米市「久留米シティプラザ」で行われる。

第50期天元戦五番勝負第2局の概要
黒:一力遼天元、白:芝野虎丸名人
結果:178手完、白中押し勝ち
消費時間:黒2時間58分、白2時間57分
(各3時間、残り5分から1分の秒読み)
主催:北海道新聞社、新聞三社連合
日程:10月18日
場所:北海道札幌市「京王プラザホテル札幌
立会:武宮正樹九段
記録:伊藤優詩五段依田大空初段
新聞解説:富士田明彦七段
大盤解説:鈴木伸二八段奥田あや四段
ネット解説:三村智保九段
※棋譜再生はこちら

【対戦成績】
第1局:一力天元、白半目勝ち
第2局:芝野名人、白中押し勝ち
第3局:11月9日
福岡県久留米市「久留米シティプラザ
第4局:11月28日
兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ
第5局:12月9日
徳島県徳島市「JRホテルクレメント徳島

多くのファンが現地の大盤解説会に訪れた

芝野名人「1勝できたことは良かったですけど、次局も頑張っていきたい」

第1譜(1―27)「現代的な布石」

 白8、10と形を決めるのが現代定石。黒13と白14を交換してから、黒15と様子見したのが黒の工夫。実戦は白16と受けたため、黒17から25と白に厚い形を許しても、上辺の白模様が広がりづらいというのが黒の主張。

参考図1(反発の進行)

 白16で1と三々入りするも候補の一つ。白は地を稼げる反面、黒2と上辺を割られた後、黒にaやbの好点を見られて、不安定な白石が増える進行となる。

終局後の感想戦風景

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