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中国囲棋協会・常昊主席が語る「碁界の現状と未来」

 中国囲棋協会の常昊主席に中国碁界の普及や囲碁人気の影響などについて幅広くお話をうかがいました。「(中国囲碁界も)コロナの影響で少しずつ減っている」と危機感を感じているという。そのような状況下でありながらも、斬新かつ建設的な主席のビジョンを語っていただきました。

常昊(じょうこう)のプロフィール
1976年(昭和51年)11月7日生。上海市。86年入段、99年九段。張璇八段は夫人。6歳で碁を覚え、8歳で上海選抜チームの「上海棋社」に入る。
【略歴】
1987年10歳で国家少年囲棋隊に入り、北京に移る
1995年第10回日中スーパー囲碁で5人抜き
1996年第11回日中スーパー囲碁で6人抜き、第3期新人王戦優勝
1997年第11期天元戦優勝(~5連覇)
1998年第1期楽百紙杯優勝(~5連覇)、第11回富士通杯準優勝、第3期NEC杯優勝(~通算3期)
2000年第1期リコー杯優勝(~通算2期)、第13回富士通杯準優勝
2001年第4回応氏杯準優勝、第6回三星火災杯準優勝、第13期CCTV戦優勝
2002、2004年第1、2回トヨタ&デンソー杯準優勝
2005年第5回応氏杯優勝
2007年第12回三星火災杯優勝、第6回春蘭杯準優勝
2009年第7回春蘭杯優勝
2023年中国囲棋協会主席に就任


中国碁界の普及状況

危機感を持ちつつも、次の一手を打ち続ける常昊主席

 ――中国での囲碁普及の状況を教えてください。
 常昊「近年は、青少年の普及に力を入れています。一番囲碁を習う世代は、5~10歳までの子どもです。もちろん、(囲碁ファンが)コロナの影響で大会に出られる機会は減りましたが、現在も青少年からの囲碁人気が高いことを意識しています」

 ――どれくらいの青少年が囲碁をしているのでしょうか?
 「必ずしも正確とはいえませんが、いろいろな情報に基づいて、お金を払って学ぶ子どもは約200万人います」

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