中国囲棋協会・常昊主席が語る「碁界の現状と未来」
中国囲棋協会の常昊主席に中国碁界の普及や囲碁人気の影響などについて幅広くお話をうかがいました。「(中国囲碁界も)コロナの影響で少しずつ減っている」と危機感を感じているという。そのような状況下でありながらも、斬新かつ建設的な主席のビジョンを語っていただきました。
中国碁界の普及状況
――中国での囲碁普及の状況を教えてください。
常昊「近年は、青少年の普及に力を入れています。一番囲碁を習う世代は、5~10歳までの子どもです。もちろん、(囲碁ファンが)コロナの影響で大会に出られる機会は減りましたが、現在も青少年からの囲碁人気が高いことを意識しています」
――どれくらいの青少年が囲碁をしているのでしょうか?
「必ずしも正確とはいえませんが、いろいろな情報に基づいて、お金を払って学ぶ子どもは約200万人います」
ここから先は
1,787字
/
4画像
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!