余、初の挑戦権獲得【第79期本因坊戦】
一力遼本因坊への挑戦権獲得を目指して16名が名を連ねた第79期本因坊戦(主催・毎日新聞社、特別協賛・大和証券グループ)本戦トーナメントはついに決勝戦。4月18日、ここまで勝ち上がってきた芝野虎丸名人と余正麒八段が日本棋院東京本院で対戦し、結果は余の白番中押し勝ちに終わった。
余は関西棋院所属、28歳。過去、本因坊戦リーグ(前期までリーグ戦)に7期在籍したが、挑戦権獲得までは到達できなかった。2年前の第77期リーグ戦では、プレーオフで敗れるという悔しい思いをしている。
初の本因坊戦番碁登場を決め、「昔からあこがれていた棋戦、うれしく思います。2年前のことは貴重な経験でした」と余。
一力本因坊については、「本当に強いですが、自分なりに頑張りたい」と語った。
なお、関西棋院の棋士が本因坊に挑戦するのは、第17期の半田道玄九段以来、実に62期ぶりである。
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