羽根、隙を捉えて逆転【第33期竜星戦】
今村善彰九段は21期目の本戦出場。8回戦で安斎伸彰八段を破り、9回戦進出を決めた。迎え撃つ羽根直樹九段は27期目の本戦出場。
中盤、羽根が今村の一瞬の隙を捉えて優勢を確立。その後も着実な打ち回しを見せ快勝した。
なお、本対局の羽根の勝利により、5~7回戦で3連勝していた安斎の決勝トーナメント進出が確定した。
解説は蘇耀国九段。
〈第33期竜星戦本戦Cブロック・9回戦〉
黒 今村善彰九段 白 羽根直樹九段
※棋譜再生は最終譜のあとにございます。
〈第1譜〉1―31
今村の先番。黒17、19と右上で力を蓄える。
「黒21は棋風の出るところです。私なら黒Aと打ち込んで右上白を攻めたくなります。実戦は穏やかな打ち方です」と蘇九段。
羽根の白24、26も穏やかな攻め方だ。白30と最後の大場に回り、両者の棋風通りのじっくりとした立ち上がりとなった。
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