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第79回碁界の礎百人―タイトル戦初、二手打ちの珍事【加藤正夫⑤林海峰⑩】

 昭和50年代(1975~)の後半は趙治勲時代といえようか。棋聖戦は58年から3連覇、名人戦は56年から5連覇、本因坊戦は56、57年と連覇。この実績はすばらしい。しかし60年代に入ると小林光一が趙を圧倒する。前々回、前回で触れたように、60年に趙から名人位を、61年に棋聖位を奪って、トップに躍り出る。その小林も棋戦序列第一位の棋聖こそ、元号が昭和から平成へと変わっても手放さなかったが、61年に名人は加藤正夫に奪われてしまう。そして62年、加藤は林海峰の挑戦者に迎える。ここでは加藤2連勝で迎えた第3局を見ていただこう。

林(左)が加藤に挑戦した第12期名人戦

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