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余6連勝 一力と同星首位【第49期名人戦リーグ】

 第49期名人戦(主催・朝日新聞社)リーグは第7ラウンドが進行中。6月20日には関航太郎九段―余正麒八段戦が関西棋院で行われた。
 第6ラウンドまで余は5勝0敗(1手空き)、挑戦者レースのライバルである一力遼棋聖はすでに6勝目をあげている(0敗1手空き)から、ここで負けてしまえば挑戦者への道のりが険しくなる。
 一方の関九段はここまでのリーグ成績が1勝4敗(1手空き)と不調。陥落を免れるためには負けられない。
 挑戦者争いと残留争い、立場は違えどふたりとも星を落とせぬ大一番となった。序盤は関がリードしたものの、中盤で余の勝負手が成功。余が黒番中押し勝ちとした。
 これで余も6勝目。来月の第8ラウンドで一力棋聖との直接対決に臨むこととなった。

 他の選手は、井山裕太王座が4勝2敗(1手空き)で3位、山下敬吾九段は3勝3敗(1手空き)、許家元九段は4勝3敗、張栩九段は1勝5敗(1手空き)で陥落、志田達哉八段は7連敗で陥落、富士田明彦七段は3勝3敗(1手空き)。

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