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【現代碁の最前線】小目の一間バサミ解析【横塚力七段③】

 第3回は「小目の一間バサミ定石」の特殊な戦型を横塚力七段が解説します。知らないとすぐに形勢が悪くなる可能性があり、事前にどんな変化になるのか、準備しておきたい現代定石です。

今回の定石は「韓国の棋士に打たれて苦戦した」と横塚七段

横塚力七段のプロフィール
平成6年(1994年)11月22日生。東京都出身。小松英樹九段門下。平成27年入段、令和元年七段。日本棋院東京本院所属。
【主要な実績】
2019年第75期本因坊戦リーグ入り(七段へ昇段)
2020年第46期天元戦本戦出場
2022年第47期棋聖戦Cリーグ、第48期天元戦本戦本戦出場
2023年第48期棋聖戦Cリーグ(4勝1敗で2位)、第32期竜星戦決勝トーナメント進出


テーマ図「ケイマ受けの最新形」

 白1のツケに黒2とケイマで受けるのが新型定石。いろいろな手段が考えられる一方で、黒から厄介な手段も用意されているため、慎重な対応が求められます。

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