囲碁勉強の新たなスタイル【SenseRobot Go新製品説明会】
12月20日に「SenseRobot Go新製品説明会」が東京都WeWork東京スクエアガーデンで行われた。人工知能ホームロボットのブランドであるSenseRobotが開発した『SenseRobot Go』は、日本初の家庭向けAI囲碁ロボットだ。搭載された囲碁AIの着手をロボットアームで碁盤に碁石を置く製品。本製品の特徴は何か、レポートをまとめていく。
誰でも楽しめる「23段階の棋力設定」
SenseRobot Goは、本製品の基準で18級から9段まで23段階のレベル設定ができる(通信対戦の日本版プラットフォームは来年以降実装)。苦労した点として「棋力別にレベルを調整すること」だという。オープンソースの囲碁AIから基準モデルを作り、それぞれの棋力に合わせて、探索数などのパラメーターを調整し、ユーザーとの対局を経て、レベル別の精度を高めたようだ。
本製品は、世界初の家庭用低コストロボットアームを搭載し、一般の方でも囲碁を楽しめることを目指している。ロボットアームが動いている最中に手などが飛び出しても、ピタリと止まるのでケガする心配がないのも魅力的だ。
碁石を置く精度について、カメラから画像認識で局面を1秒で把握し、碁石を交点に置くズレは1mm以下と高精度を誇る。その他にも、石を片付ける機能や、ずれた石の位置を修正する機能も備わっている。
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