小池、冷静な仕上げ【第33期竜星戦】
大垣雄作九段は25期目の本戦出場。8回戦で松岡秀樹九段、9回戦で張瑞傑六段を破り、10回戦進出を決めた。迎え撃つ小池芳弘七段は7期目の本戦出場。
中盤、小池は大垣の石を巧みに攻めて優勢を確立。大垣は敵陣深くに踏み込む勝負手を放つも、小池は的確に対応して侵入してきた石を全滅させ、勝利を決めた。
なお、本対局の小池の勝利により、3~5回戦で3連勝していた広瀬優一七段の決勝トーナメント進出が確定した。
解説は三村智保九段。
〈第33期竜星戦本戦Aブロック・10回戦〉
黒 小池芳弘七段 白 大垣雄作九段
※棋譜再生は最終譜のあとにございます。
〈第1譜〉1―22
小池の先番。黒9、11の二段バネに対し、白も12と二段バネで応じるのも最近はよく見られる。黒17まで、小池は手堅く左辺を構えた。
大垣は白18と右上の三々へ向かう。白22まで、穏やかな立ち上がりだ。
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