謝、女流史上最短・最年少で通算500勝達成
数々の記録を作ってきた謝依旻七段に、また一つ偉大な記録が加わった。
9月28日、第35期女流名人戦予選Aで本田真理子初段と対戦し(日本棋院東京本院)、白番中押し勝ち、日本棋院所属の女性棋士として史上6人目の通算500勝に到達した。
謝は1989年生まれ、台湾出身。2004年に入段。史上初の女流五冠同時制覇を成し遂げるなど、大活躍してきた。入段から19年5ヵ月での達成は史上最短、33歳10ヵ月は最年少。達成時勝率5割8分7厘は歴代1位と記録づくめの中身である。
この日はもう一局、辻華二段と女流名人戦リーグ入りをかけて対局、こちらも勝利し、501勝とした。
夕方、囲み取材が行われ、いまの気持ちを聞かれると、
「500勝は、今年の目標の一つでした。年内にできればと思っていましたが、9月にできるとは思っていませんでした」と謝。
今日決めたい気持ちはありましたかという質問には、
「今朝は3時40分に起きてしまいました。対局時は、意識しすぎると緊張してしまうので、考えすぎないようにしました」とのこと。
最後に今後の目標を聞かれ、
「勝ち星を積み重ねていきたい。みな強く、タイトル獲得までは容易でありませんが、ベストを尽くしていきたいと思います」。
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