13路盤でプロの妙技が舞う、芝野・上野梨紗ペアが優勝【ゆうきゅう戦コシノジュンコ クリスタルCUP】
1月28日に「ゆうきゅう戦コシノジュンコ クリスタルCUP」が東京都・ザストリングス表参道で行われた。本棋戦は13路盤のプロペア碁トーナメント。優勝は芝野虎丸九段・上野梨紗女流棋聖ペアとなった。また、棋士と招待された方々との交流を深める懇親会に加え、囲碁界初となるファッションショーが行われた。
ファッションショーの動画は2月8日頃にYouTube「日本棋院囲碁チャンネル」の帯坂通信で一部紹介されます。
【1回戦の結果】※左側のペアが勝者
高尾紳路九段・木部夏生三段―沼舘沙輝哉七段・謝依旻七段
平田智也八段・飛田早紀二段―関航太郎九段・小林泉美七段
横塚力七段・上野愛咲美女流立葵杯―本木克弥九段・藤沢里菜女流本因坊
芝野虎丸九段・上野梨紗女流棋聖―広瀬優一七段・吉原由香里六段
【2回戦の結果】
関航太郎九段・小林泉美七段―高尾紳路九段・木部夏生三段
芝野虎丸九段・上野梨紗女流棋聖―横塚力七段・上野愛咲美女流立葵杯
【決勝戦の結果】
芝野虎丸九段・上野梨紗女流棋聖―関航太郎九段・小林泉美七段
今回のイベントは藤澤一就一門後援会の一周年の集大成として行われたもの。イベント名はペア碁を推進してきた公益財団法人日本ペア碁協会の滝久雄名誉会長の「久(きゅう)」と滝裕子代表理事筆頭副理事長の「裕(ゆう)」、ファッションデザイナーのコシノジュンコさんの名前から作られたもの。
後援会は藤澤門下の棋士達を応援するとともに「囲碁文化を発展、革新を図ること」を目的としている。本イベントでも棋士の対局以外に、囲碁文化とファッションを融合させた催しが開かれたのは、そういった背景があるという。
優勝ペアのコメント
上野梨紗女流棋聖「最後は半目残っていましたが、(全体的に見えれば)悪い形勢が続いていて、ずっと分からない状態で打ち続けていました。ペアの方を困らせてしまっていたかもしれません(笑)」
芝野九段「1、2回戦は、梨紗さんがうまく打ってくれた印象はありますが、決勝戦は少しやり過ぎだったところもあったかもしれません(笑)。ただ、最後は半目残っていて良かったかなと思います」
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