【アジア競技大会】個人戦予選4回戦
9月25日に「アジア競技大会」囲碁競技の個人戦予選4回戦が中国・杭州棋院チェスホールで行われた。日本の一力遼選手は韓国代表の朴廷桓選手、芝野虎丸選手は韓国代表の申真諝選手と対戦し、両者とも敗れました。一力選手は2勝2敗、芝野選手は2勝1敗(手空き1回)となりました。
個人戦予選4回戦の結果
中国と韓国の強さが顕著に現れ始めました。特に、中国の柯潔選手は充実した内容で全勝街道を突き進んでいます。一力選手が「最近調子が良い」と述べており、柯潔選手が大暴れするかもしれません。
一力インタビュー
――一局を振り返っていかがでしたか?
一力「あまり経験のない形から始まりましたが、形勢は悪くないと思っていました。(実戦より)堅実でわかりやすく優勢になる進行があっただけに……」
――具体的にどのあたりでしょうか?
「実戦は黒aと動いて難しい戦いになりました。黒1から3と右辺方面を固めて、わずかですが黒優勢でした」
「後は、△のコスミに黒1以下と生きを確かめて問題ありませんでした。むしろ、中央の白が薄い形なので、黒が打ちやすい進行でした」
――悪くない形勢が続いただけに堪える一局だったということですね。最後に、明日以降のコメントをお願いします。
「明日もしっかり打って、最低4位でリーグを突破し、トーナメント進出を目指します」
芝野インタビュー
――1局の感想をお願いします。
芝野「苦しい形勢は続きましたが、正しく打てばいける局面もあったようで少し残念でした」
――どの局面で打ちづらいと感じましたか?
「黒1のツケに、白2と冷静に受けられた局面です。以降の進行はうまくいかず、形勢が悪いと感じていました」
――対局中、手応えを感じた局面はありますか?
「黒1のポン抜きを打てたので、悪いながらも勝負になったと対局中は感じていました」
――大会2日目ですが、体力面はいかがですか?
「そこまで異常は感じなかったのですが、バス移動の時に普段はしない昼寝をしたので、少し疲れているのかもしれません」
――成績は2勝1敗となりました。明日へのコメントをお願いします。
「明日から中国、中華台北の選手と当たるので、(良い結果を残せるように)頑張っていきたいです」
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