【アジア競技大会】男子団体戦3位決定戦・女子団体戦決勝戦
10月2日に「アジア競技大会」囲碁競技の男子団体戦3位決定戦、女子団体戦決勝戦が中国・杭州棋院チェスホールで行われた。
日本の男子チームは中華台北に4勝1敗で勝利し、3位入賞を果たした。なお、女子団体戦決勝は中国が韓国に2勝1敗で勝利し、優勝を飾った。
男子団体戦3位決定戦、女子団体戦決勝戦の結果
日本の男子チームは予選で敗れている中華台北と対決し、リベンジを果たした。予選と本戦で苦しい状況が続いていただけに、最低限の目標と掲げていた銅メダルを獲得できて、チーム全体では課題と共に「ほっとした」心境だったようだ。
男子チームのインタビュー
――対局の感想をお願いします。
関「中華台北の許皓鋐選手とは何度か対戦したことがあって、(今回も)すごく強くて実力差を感じました」
芝野「序盤はやや遅れましたが、中盤からリードを奪って、後半でうまく打てました。賴均輔選手には予選で負けているので、リベンジできて良かったです」
一力「途中まで苦しい碁で潰れてもおかしくない碁でしたが、諦めずに打って、自分が勝つことだけ考えた結果、うまくいったのかなと思います」
佐田「(許家元選手との対局について)チームメイトもいたので、リラックスして臨めました。対局が終わった後、結果をサインする時に『自分が3勝目』ということがわかり、嬉しかったです」
井山「難しい内容の碁を勝てて良かったです。団体戦全体として、韓国戦では技術的な面とコンディションの面で課題を感じました。その中でも最低限の目標である銅メダル獲得に貢献できて良かったかなと思います」
――銅メダルを獲得した感想をお願いします。
関「チームに大きな貢献ができなくて、日本のファンに申し訳ない気持ちです。ただ、チームメイトに助けられて銅メダル取れてほっとしています。中国、韓国、台湾の選手との差を感じたので、もっと頑張りたい」
芝野「始まる前は銅メダル以上を目標にしていましたが、予選で苦しい状況となり、まずい内容の大会だったと思います。ただ、銅メダル獲得ができた点は良かったかなと思います」
一力「個人戦でメダルを取れなかったので、団体戦ではなんとしても取る気持ちでした。最低限の目標である銅メダルを獲得できて良かったです。ただ、韓国には予選と本戦で誰も勝てなかった厳しい現実もあります。まだまだ成長できる余地はあると思いました」
佐田「3位決定戦まで、チームに貢献できなかったので、最後に役に立てて良かったです。韓国と2試合した時、世界最強と言われる申真諝選手と対局でき、勝負所の強さや安定感を感じました。予選では苦しかったですが、メダルを持ち帰ってこれたので、また精進していきたい」
井山「銅メダルが最低限の目標と言いましたけど、金メダルの許皓鋐選手もいて、(団体戦全体で)予選でも本戦でも苦しかったので、今大会はチャレンジャーの立ち位置だったのではないかなと思います。その中でチームで(3位決定戦を)勝ち切れたのは良かったのかなと思います」
ここから先は
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!