藤沢里菜、上野愛咲美が決勝へ【第9回扇興杯女流囲碁最強戦・準決勝】
7月12日に「第9回扇興杯女流囲碁最強戦」(協賛・センコーグループホールディングス株式会社)の準決勝が、滋賀県の迎賓庵「あけくれ」で行われ、藤沢里菜女流本因坊と上野愛咲美女流立葵杯が勝利し、決勝進出を決めた。なお、決勝は7月14日に同所で行われる。
【7月12日:準決勝の結果】※左側が勝者
藤沢里菜女流本因坊―王景怡四段
上野愛咲美女流立葵杯―上野梨紗女流棋聖
【7月14日:決勝の組み合わせ】
藤沢里菜女流本因坊―上野愛咲美女流立葵杯
藤沢里菜女流本因坊インタビュー
――本局の感想を教えてください。
「序盤のコウ争い(57手目)から白に大きな地ができて、黒は厚みを築く展開になり、その厚みの判断が難しく、形勢が良いとは思っていませんでした。下辺の黒模様が固まって、形勢が良くなってきたかなと感じました」
――明日はお休みになりますが、どのように過ごされますか?
「散歩が大好きなので、天気が雨でなければ1、2時間歩きたいと思います!」
――決勝への抱負をお願いします。
「去年はベスト4にも入れなかったので、決勝に行くことができて嬉しいです。楽しんで自分の力を出し切れたらと思っています」
上野愛咲美女流立葵杯インタビュー
――本局の感想をお願いします。
「中盤では優勢かなと思ったのですが、少しずつ差を詰められてきて……。勝ちを確信できたのは、本当に最後の最後でした」
――明日は1日お休みになります。どのように過ごされますか?
「ご飯が楽しみであることと、決勝で里菜先生との対局に備えて、詰碁をやろうと思います」
――梨紗さんと3度目の対決(2勝1敗)となりました。
「最初は仕草など気になってしょうがなかったんですが、(今では)普段通り打てるようになりました。少しだけ気になることもあるんですけどね(笑)」
――決勝への意気込みをお願いします。
「里菜先生は3度優勝していて、扇興杯でも強いイメージがあります。当たり前ではありますが、挑戦者の気持ちでぶつかっていこうと思います」
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