誇りと自信を取り戻す【第26回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦・開幕前インタビュー】
9月5日に「第26回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦」が中国吉林省・長白山璞悦温泉度假酒店で開幕する。日本代表の一力遼九段、芝野虎丸九段、井山裕太九段、許家元九段、広瀬優一七段に本棋戦への抱負など語って頂きました!
一力遼九段
――農心杯への意気込みを教えてください。
「10回以上出場していますが、ここ数年はあまり勝てていないので、勝ちたい気持ちがあります。チームメンバーで研究会をしましたし、9月の開幕前にできる機会があればやりたい」
――世界戦での日本棋士の戦況は?
「最近の1、2年は日本勢も勝てるようになってきたと思います。自分自身も成績と内容が良くなっている実感があります。農心杯では、大舞台で打ってきた経験を活かしたい」
――注目している棋士は?
「中国と韓国も実力者が揃ったという印象。優勝を目指す上で、韓国の申真諝さんに勝たないといけない。一番大変な相手かなと思います」
――日本が農心杯で優勝するシナリオは?
「最近は、中国の棋士が連勝することが多い。まずは大きな連勝をさせないこと。そして、1人が1勝すれば良いところまでいけると思うので、それぞれの役割を果たすことを目標にしたい」
――農心杯は他棋戦と比べて異なる点は?
「個人戦とは違う、団体戦特有の緊張感を感じます。大将として出場した機会もあり、『自分が負ければチームが負ける』という責任を感じました。ここ数年は厳しい結果ですが、チャレンジャーの気持ちで精一杯挑んでいきたい」
――最後に、ファンの方へ一言お願いします。
「日本が勝たないと盛り上がらないと思っています。チーム全体で優勝を目指して頑張りたい」
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