高みへの果てなき渇望と挑戦【福岡航太朗五段インタビュー】
今回は、次世代のエースとして期待されている福岡航太朗五段の特別インタビュー。「AI研究が勉強の大半を占めています」と福岡五段。プロ視点の本音や目指すべき姿など、余すことなく語って頂きました!
AI活用と記憶の定着
――以前、AIを使った布石研究が主な勉強と伺いました。まず、研究はどのように行っていますか?(こちらの記事を参照)
「世界戦の棋譜やネット碁を見て、気になる形があれば調べる感じです」
――研究を続けて、どんな効果があったか教えてください。
「(自分の場合)全局的な打ち方より、部分の変化に詳しくなりました。対局でも、部分の定石や筋をパズルのように組み立てています。もちろん、些細な配石の違いで評価が変わることも想定しています」
――たくさん研究していると、覚えるのは大変ですよね。忘れないように記憶するコツは?
「人と話すこと。一人でパソコンを触るより、調べ終わった後に、その内容を話したり意見を聞いたりすると、自然に形を覚えていることが多いからです。ただ、研究を言いたくない時も多いのですが(笑)」
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