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高みへの果てなき渇望と挑戦【福岡航太朗五段インタビュー】

 今回は、次世代のエースとして期待されている福岡航太朗五段の特別インタビュー。「AI研究が勉強の大半を占めています」と福岡五段。プロ視点の本音や目指すべき姿など、余すことなく語って頂きました!

福岡航太朗五段のプロフィール
 平成17年(2005年)12月22日生。東京都出身。洪清泉四段門下。平成31年入段、令和6年五段。日本棋院東京本院所属。

【主要な実績】
2021年:第46期新人王戦本戦入り、第46期棋聖戦Cリーグ、第31期竜星戦本戦入り、第47期碁聖戦本戦入り
2022年:第47期新人王戦本戦入り、第70回NHK杯テレビ囲碁トーナメント出場、第47期棋聖戦Cリーグ、第32期竜星戦本戦入り、第2回テイケイ杯俊英戦リーグ入り
2023年:第48期新人王戦ベスト4、第71回NHK杯テレビ囲碁トーナメント出場、第48期棋聖戦Cリーグ、第30期阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦本戦入り
2024年:第49期碁聖戦ベスト4、第49期新人王戦本戦入り、第72回NHK杯囲碁トーナメント出場、第49期棋聖戦Cリーグ、第31期阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦本戦入り、第33期竜星戦挑戦者決定トーナメント進出


AI活用と記憶の定着

第49期碁聖戦ベスト4入りを果たした福岡五段

 ――以前、AIを使った布石研究が主な勉強と伺いました。まず、研究はどのように行っていますか?(こちらの記事を参照)
 「世界戦の棋譜やネット碁を見て、気になる形があれば調べる感じです」

 ――研究を続けて、どんな効果があったか教えてください。
 「(自分の場合)全局的な打ち方より、部分の変化に詳しくなりました。対局でも、部分の定石や筋をパズルのように組み立てています。もちろん、些細な配石の違いで評価が変わることも想定しています」

 ――たくさん研究していると、覚えるのは大変ですよね。忘れないように記憶するコツは?
 「人と話すこと。一人でパソコンを触るより、調べ終わった後に、その内容を話したり意見を聞いたりすると、自然に形を覚えていることが多いからです。ただ、研究を言いたくない時も多いのですが(笑)」

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