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【現代碁の最前線】5線様子見戦術の活用術【大橋拓文七段②】

 今回は小目のツケ引き定石で現れる「5線様子見の現代戦法」を大橋拓文七段の解説でお送りします。相手からの攻めを未然に防ぎ、足早に地を稼げる長所があります。実戦的に押さえておきたいポイントを抜粋したので、すぐに活用できるはずです!

シンプルな方針に使いこなせる5線様子見戦法を紹介

テーマ図「5線様子見の現代戦法」

 白1とツメられた瞬間、黒2と相手の受け方を見るのが現代戦法。白AやBの追及を効率よく緩和させるのが黒の狙いです。

1図(機敏な石運び)

 白1と受けるなら、黒2以下と左辺方面を先手で補強した後、黒10など大場へ先着できるので黒十分。

参考図1(大きな利かし)

 かと言って、白1など大場へ走るなら、黒2と白3の交換で上辺の白地を削れるので、黒悪くない進行です。

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