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一力、充実の連勝【天元戦五番勝負第3局・棋譜解説】

 11月22日に福岡県福岡市の「大濠公園能楽堂」で行なわれた「第49期天元戦五番勝負」第3局(西日本新聞など新聞三社連合主催、日本製紙株式会社、QTnet協賛)は、既報のとおり挑戦者の一力遼棋聖が関航太郎天元に先番中押し勝ちを収め、天元位奪還まであと一勝とした。
 中盤で一気に優勢を築いた一力の力強さと切れ味が光った一局であったが、その勝負所での攻防を中心として、両対局者および現地に同行した棋士の見解を元に、碁の内容を振り返る。          

【一力遼棋聖】棋聖と本因坊を併せ持つ第一人者。3期ぶりの天元復位&三冠達成なるか。

【関航太郎天元】リードを許したが、前期(VS.伊田篤史九段)、1勝2敗から第4、5局を連勝して逆転防衛を果たしている。ここ一番には強い。

YouTubeで解説をする横塚力七段(左)。右は茂呂有紗二段

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