棋士に好評!ヨセマッチの効果とやり方【大橋拓文七段特別インタビュー】
今回、AI研究会を行っている大橋拓文七段に、研究会の取り組みを特別インタビューしました。「ヨセマッチが棋士の間で好評なんです」と大橋七段。計算しきれない終盤感覚の向上やスキル面、心理面にも効果的であるヨセマッチを紹介します。
実戦を想定した勉強
――普段はどのような勉強していますか?
「AI研の勉強が基本となっています。布石研究とヨセマッチ、研究会の対局がメインです。AI研は週1で行われていて、朝10時頃に布石研究を5時間ほどし、休憩を挟んだ後にヨセマッチを3時間ほどやります。普段の手合と同じ時間に同じ要素の勉強に取り組むのが理想的かなと」
――研究会では、AIを使ってどの程度まで調べますか?
「1つの形を徹底的に調べる場合もありますが、多くの場合、実戦で実現確率の高いものを研究することが多いです。例えば、5人で研究していたら、5人に聞いた候補手を調べます。深くというより、広く調べているイメージです」
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