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第48回碁界の礎百人―坂田七冠、驚異の30勝2敗【坂田栄男⑩梶原武雄①】

 昭和39年(1964)、坂田栄男は絶頂に登りつめる。その軌跡を順に追ってみよう。
1月 日本棋院選手権戦挑戦手合五番勝負、高川格を3―0で破りタイトル獲得。
3月 日本棋院第一位決定戦挑戦手合三番勝負、大平修三を2―0で破り、タイトル防衛。
3月 NHK杯決勝で藤沢秀行を破り優勝。
4月 プロ十傑戦決勝三番勝負、高川を2―0で破り優勝。
5月 本因坊戦挑戦手合七番勝負、高川を4―0で破り防衛。
9月 名人戦挑戦手合七番勝負、藤沢秀行を4―1で破り防衛。
10月 王座戦決勝三番勝負、梶原武雄を2―0で破り優勝。
 番勝負はすべて危な気のない勝ちっぷり。さらに年間30勝2敗と空前にしておそらく絶後の大記録を達成する。唯一手の届かなかったタイトルが十段。坂田の神技的勝ちっぷりの中から、王座戦の対梶原戦を紹介しよう。梶原はタイトル戦初登場。感覚の鋭さは高く評価され、期待も大きかった。

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